さて、「印鑑」の選び方にも、やはりいろいろと限界があります。
それは「印鑑」を買って下さるお客様が、男性か女性かによって、
好みも使い方も、層によって全然異なってくるからです。
男性の場合は「実印」を選ぶ、という確率が高いというデータがあります。
その理由は、やはり男性はどっしりと落ち着いたカラーの「印鑑」を好んで選ぶ傾向が多いです。
どのような「印鑑」を選ぶ傾向が多いのかというと、
「黒水牛」「象牙」といった、サイズも見た目も、重厚感のサイズを選ぶ場合が多いのです。
「黒水牛」とは、東南アジアの水牛の角が原材料となっており、日本ではよく使われています。
「象牙」とは、ゾウの牙を加工して作られているものですが、
20年ほど前から、ワシントン条約で厳しく輸入が制限されているので、
日本への輸入は政府が介入し、その国同士の取り決めが行われた上で、日本へ輸入されてくるのです。
「上・特上」という品質のランクがあり、牙の模様・質の良し悪しなどに分けられており、
値段も多種多様となっております。
選べるのは「印相体・篆書体」などの3種類からですが、「印相体」が愛用されている傾向があります。
その主な理由は、「実印に合っているから」「文字が普通の人にはわかりにくく、
偽造しにくくて安全だから」などですね。
こないだ父の日に、「実印」の「印鑑」をプレゼントしたところ、やはり年配の男性の方に、
職人の技と気持ちがこもった渋いデザインが嬉しいようで、
「お前も、大人の味がわかるようになってきたな。」
などと、言われたものです。